2月2日(土)に月例坐禅会を行いました。
今回は2月ということで「涅槃会」の話を致しました。2月15日に全国の寺院では、お釈迦さまの最期の様子を描いた「涅槃図」をかけて、お釈迦さま最後の説法を記した「遺教経」(ゆいきょうぎょう)を読誦し、そのご遺徳をしのぶ法要が行われます。
「涅槃」の言葉には二つ意味があります。ひとつには、煩悩の炎を消し去って悟りを開いた状態のこと。ふたつには、お釈迦さまのいのちの火が消えてしまった入滅のことです。このふたつの意味をもって、完全な涅槃ということで「大般涅槃」(だいはつねはん)といいます。お釈迦さまは、人間が煩悩や苦しみから解放される道、生きることの本来的意味を明らかに示してくださいました。そのような遺徳に感謝をささげることを自らに誓う法会であります。
白峰寺では敷地内に等身大の涅槃仏がお祀りされております。いつでもお参りください。
次回は、3月2日(土)です。初めての方でも、丁寧に指導いたします。
お気軽にいらしてください。合掌