10月4日(土)に月例坐禅会を開催致しました。
「暑さ寒さも彼岸まで」とは言いますが、ようやく暑さがおさまり過ごしやすくなってきました。
この度は坐禅の前に、月に関わる教えを紹介させて頂きました。※内容は最後に載せてます。
坐禅の後には、和菓子とお抹茶を皆さんと一緒に美味しくいただきました。
次回は、11月1日(土)午前7時〜となります。
初めての方でも丁寧に説明、指導致しております。安心していらしてください。合掌
濁りなき心の水にすむ月は
波もくだけて光とぞなる 『傘松道詠』
本日、10月6日は中秋の名月。
欠けることのない満月が、水面に静かに映し出される美しい夜です。
道元禅師さまは、澄みきった心(水面)にこそ、真の安らぎや智慧(月影)が宿るとお示しになられました。
しかし、日々の暮らしの中で、私たちは煩悩や迷い(波)によって心が揺さぶられ、せっかく宿る安らぎの光を砕いてしまいがちです。
大切なのは、この波は永遠ではないということ。
私たちが心を平らかに、清らかに保つよう努めるならば、必ず波は鎮まり、欠けることのない丸い月のように、真の安らぎが再び現れるのです。
今夜、月を眺めるひとときを、自分の心を静かに見つめ、清浄な心を取り戻す機会にしてみませんか。
皆様の心に、穏やかな光が満ちますように。

