平成29年7月の坐禅会

平成29年7月1日(土曜日)に、7月の坐禅会を行いました。

坐禅には心得として「調身」「調息」「調心」があります。姿勢、呼吸、心を調えていくことです。姿勢が調うと、呼吸が調う。姿勢と呼吸が調うと、心が自ずと調ってくる。心は見えない部分であり、心を調えようと考えても、なかなか自分で調えることは難しいと思います。しかし、姿勢も呼吸も自分で調えることはできます。静かな場所で、姿勢を調え、呼吸を調えれば、自ずと心が調ってきます。これは、坐禅の時だけではなく、家の中や仕事場など皆さんの普段の生活の中でも同じことです。坐禅の心得を普段の生活の中にも生かしていきましょう。

本日、坐禅が終わり、お茶の席にて二つの和歌が紹介されました。

①風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける(藤原 家隆)

②風凪て サザンの浜の 朝焼けは みそぎぞ夏の しるしなりける(宗克)

まもなく、茅ヶ崎名物、浜降祭が始まるので「みそぎ」をテーマに和歌、和菓子を用意しました。「みそぎ」には洗い清めるという意味があり、①は鎌倉時代で奈良の小川の夕暮れを、②は現代で、今月に行われる茅ヶ崎、浜降祭の早朝の浜辺を表してあります。その比較でお菓子を二つ用意しました。一つは夏の季語である、洗い繭を模した「一口饅頭」。もう一つは、茅ヶ崎の海の波をイメージした「治一郎のバウムクーヘン」です。お抹茶と合わせて美味しくいただきました。

梅雨に入り、雨が降る日が多くなりました。湿度、気温も高く、天気もはっきりとしない日が続いてますので皆さま体調には気をつけてお過ごしください。

次回は、8月5日(土)です。 合掌
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カテゴリー: 坐禅