暑さ寒さも彼岸までとは言いますが、暑さもおさまり、肌寒くなってきました。紅葉が色づき、秋の訪れを感じます。
去年から今年にかけて、白峰寺の庭園の竹を半分以上伐採しました。今までほとんど切らずに鬱蒼としていたからです。
すると、今年になって二つ嬉しい事が起きました。
一つ目は、鴨に初めて子供が生まれたこと。これは、20年近く代替わりしつつも鴨を飼ってきて初めての事でした。今では大分大きくなり、遠目ではどれが親か子供か分かりません。
二つ目は、彼岸花が咲いたことです。
あくまで、憶測にはなりますが、竹を切ったことによって太陽の光が入るようになり、環境が変わりました。鴨にとっては住みやすく、子どもを産みやすい環境になったのでしょう。彼岸花はもともと球根が植えられていたのですが、花が咲くには太陽の光が必要だったのです。
物事には必ず、原因があり、それに条件が係わり、結果が生まれます。私たちは様々な縁(条件)によって、今の自分(結果)があり、常に移り変わり続けています。鴨や彼岸花をはじめ、周りの自然から改めて教えていただきました。
明日は午前9時から、当寺本堂におきまして彼岸会法要が行われます。
ご先祖さま、亡き故人を偲び、また、今自分が生かされていることに感謝をして、心静かにお参りください。合掌