写真は白峰寺観音堂に安置されている白衣観音です。当山の白衣観音への信仰は江戸時代から続き、安産祈願、育児祈願、息災延命や家内安全などを願ってお参りいただいております。お参りの際に献花をいただくことが多く、観音さまの前にはいつも彩りあざやかな花が供えられています。
白峰寺の本堂には釈迦如来坐像、観音堂には白衣観音菩薩像が安置されていますが、総称して「仏さま」と呼ばれています。仏像には大きく「如来」「菩薩」「明王」「天部」の4つのグループがあります。本堂の釈迦如来坐像は「如来」、観音堂の白衣観音菩薩像は「菩薩」、不動明王などが「明王」、梵天・帝釈天・四天王などが「天部」の例になります。簡単に説明しますと、「如来」は悟りを開いた者、「菩薩」は悟りを求めて修行をしながら人々を救済する者、「明王」は仏の教えに従わないものを導き救済する者、「天部」は仏とその教えを守り人々に現世利益をもたらす神々です。
簡単すぎますね….これから各グループを詳しく説明していけたらと考えております。仏像の歴史、種類、特徴などを知ると、お寺へのお参り、観光が楽しくなってきますよ。